滝山病院(資料写真)
東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」での看護師らによる患者虐待事件を受け、病院は2日、朝倉重延院長と、運営する医療法人社団「孝山会」の朝倉孝二理事長が8月31日付で辞任したと発表した。 後任には、東京医科大八王子医療センターの工藤龍彦元センター長が、理事長兼院長として9月1日付で就任した。 病院では昨年2月以降、患者への暴行容疑で看護師ら5人が立件され、都の改善命令を受けた。法人が設置した第三者委員会は昨年12月、理事長らの監督責任を問う提言を公表した。 病院は「新体制で病院の改革に取り組む」とし、都は「立ち入り検査などで確認しながら指導を続ける」としている。(長竹祐子) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。