石川県の能登半島地震の被災地では、発災直後から自衛隊が災害派遣活動を続けてきましたが、8月31日の珠洲市での入浴支援を最後に活動を終了しました。

9月2日、珠洲市役所近くにある広場で見送りのセレモニーが行われ、泉谷満寿裕市長が「発災当初から市民を守っていただき、ありがとうございました」と感謝のことばを述べました。

活動を終えた隊員には、市民からのメッセージが記された寄せ書きが手渡されました。

広場には多くの市民が集まり、隊員たちが車両に乗り込んで出発すると、手を振りながら見送っていました。

自衛隊によりますと、被害が甚大で広範囲に及んでいたことから、派遣期間は244日と過去の災害で最も長くなったということで、延べ114万人の隊員が活動にあたりました。

入浴支援などにあたった隊員は「最初は不安な様子でしたが、少しずつ笑顔や笑い声が聞こえてきて、力になれたのかなと思います。一日でも早く元の生活に戻れることを願っています」と話していました。

見送りに訪れた女性は「本当に感謝の気持ちしかありません。最初にお風呂に入ったときの気持ちは忘れられないです。お疲れさまでしたと伝えたいです」と話していました。

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