新潟県上越市議会の本会議で不信任決議案を提出された中川幹太市長(手前左)=2日午前

 新潟県上越市議会(定数32)は2日の本会議で、「工場勤務は高卒レベル」と発言した中川幹太市長に対する不信任決議案を否決した。賛成11人、反対21人だった。否決を受け、中川氏は記者団に「不信任案が提出されたことを重く受け止める。市政発展のため全身全霊を尽くす」と述べ、自ら辞職する考えを重ねて否定した。  決議案は「市民の期待と信頼を裏切る言動は目に余る。政治的、道義的な責任は免れ得ない」と批判する内容。一部市議が提出した。  中川氏は6月の本会議で、市内への企業誘致を巡り「工場では高校卒業レベルの人が働いている。頭の良い人だけが来るわけではない」と答弁し、その後撤回した。


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