2日午前9時半ごろ、港区芝大門のビルの解体工事現場で「建物の上から物が落下し、下にいた警備員がけがをした」と通報がありました。

警察官が駆けつけたところ、現場で歩行者の誘導作業にあたっていた警備員の男性が頭から血を流して倒れていて、病院に搬送されて手当てを受けていますが、意識不明の重体だということです。

警視庁によりますと、近くにはコンクリート片のようなものが散乱していて、警視庁は工事の資材が何らかの原因で落下したとみて詳しい状況を調べています。

現場は、都営三田線の御成門駅から南東におよそ200メートル離れた会社やホテルなどが建ち並ぶところです。

近くで作業の男性「ものものしい雰囲気で怖かった」

現場近くで電気工事の作業をしていた60代の男性は、「現場のほうから『早く来てください』と誰かを呼ぶ声が聞こえて事故に気付いた。現場を見ると、50代くらいの警備員の男性が倒れていて、その周辺には壁の一部やヘルメットが落ちていた。そのあと警察が来て現場を規制してものものしい雰囲気で怖かった」と話していました。

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