傷害事件の被害者として偽の診断書を警察に提出したとして、警視庁池袋署は28日までに、偽造有印私文書行使の疑いで、中国籍の大学生、趙泉鵬容疑者(24)=東京都板橋区=を逮捕した。署によると「中国のSNSで中国人とみられる人物に診断書の作成を依頼し購入した。違法とは知らなかった」と話している。

 署によると6月上旬、豊島区西池袋のカラオケ店で中国籍の20代女性とトラブルになり、股間を蹴られたと主張。女性は暴行を認めており、趙容疑者は取り調べの際に、都内の実在するクリニック名義の偽造診断書を出した。書面を不審に思った署が医師に問い合わせた。受診歴はなかった。

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