引退したのは1998年に配備され北杜警察署で使用されてきた「セドリック」のパトカーです。

かつては刑事ドラマに登場するなどパトカーの代表格として親しまれたタイプですが、今では全国でも数台しか残っていないとされています。

26日は最後の姿を一目見ようと警察署に多くのファンが駆けつけ、特別に許可された記念撮影をするなどして別れを惜しみました。

そして敬礼する警察官を背にパトカーは警察署をあとにしました。

三重県から来た20代の男性は「悲しいのひと言に尽きますが、最後に写真を撮ることができてよかったです」と話し、茨城県から来た20代の男性は「見ることができてよかった。手を合わせて拝みたいと思います」と話していました。

特殊な装備や機器があるため廃車になることが決まっているということで、北杜警察署の青木貴博交通課長は「26年という長い月日を、山梨県内の治安を守るために頑張ってくれたので『ありがとう』という気持ちと『お疲れ様でした』という気持ちを伝えたいです」と話していました。

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