「ユース非核リーダー基金」のスタディーツアーの開会式であいさつするクリストファー・クルズさん=26日午前、長崎市

 核兵器廃絶に取り組む次世代を育成する「ユース非核リーダー基金」のスタディーツアーが始まり、各国から訪れた1期生が26日、長崎市で開会式に臨んだ。米国人のクリストファー・クルズさん(23)は「核兵器を生み出したのは人間で、廃絶できるのも人間だけ。それぞれの国の背景を共有し、問題解決につなげたい」と代表で抱負を述べた。

 基金は岸田文雄首相が創設を表明し、日本政府が国連へ事業費を拠出した。

 参加者は、核保有国や核実験の影響を受けた国を含む約40カ国の20~30歳の約50人で、この日は被爆者の講話を聴講。28~30日には広島市を訪れ、原爆ドームでのフィールドワークなどを行う。

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