東京電力福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しがミスで中断したことに、福島県の内堀雅雄知事は26日の定例記者会見で「一つの間違いが大きな影響を及ぼしかねない」と述べ、速やかな原因究明と再発防止を求めた。  また処理水の海洋放出開始から24日で1年となったことについて「計画通り進められたことは前進だ」と評価。一方で「一度でも問題が生じると新たな風評に県民が悩まされるということになりかねない。安全確保を徹底して廃炉作業に取り組んでほしい」と話した。  東電は22日、デブリの取り出しに向けた準備作業を開始したが、中断。再開の見通しは立っていない。


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