千葉県習志野市は21日、市内の七つの駅周辺でポイ捨てなどを防止するための条例制定に向け、意見を募るパブリックコメントを9月に実施すると発表した。同条例はハトなどへの餌やりを禁止することも盛り込み、いずれも違反者からは2000円の過料を徴収する。餌やりで過料を科すのは、県内の自治体で初めてという。

公園のハト(イメージ写真)

◆津田沼など駅周辺、指導に従わねば徴収

 条例案は「ポイ捨て等及び生活環境が損なわれる給餌(きゅうじ)の防止に関する条例」で、通称は「ポイ捨て防止条例」。たばこの吸い殻やペットボトル、空き缶などの投棄が目立っているのが、条例制定の理由という。  さらに「生活環境が損なわれる給餌」として、ハトなどへの餌やり、ペットのふん尿の放置なども規制。駅周辺を重点区域に指定し、パトロールによる指導に従わない場合、過料を徴収する。  対象となる駅は、JR線の津田沼、新習志野と、新京成線の新津田沼、京成線の京成津田沼、谷津、京成大久保、実籾。駅舎を中心に約300メートルの範囲を想定している。パブリックコメントは9月1~30日に行い、市役所に郵送や持参などで提出してもらう。(保母哲) 

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