8日に発表された南海トラフ地震臨時情報を巡り、状況の推移を説明する気象庁の「解説情報」の発表に際し、高知県の防災アプリが22日に「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました」と通知した。

臨時情報に伴う特別な注意の呼びかけは15日に終了しており、混乱を招きかねないとして、直後に県はアプリ上で注意喚起し修正した。県への取材で分かった。

県によると、アプリは気象庁の発表内容を基に通知が必要か自動で判断。しかし解説情報はアプリ上で定義されておらず当てはまる項目がなかったため「巨大地震注意」として処理されてしまったという。

解説情報は「第8号」として22日午後に発表された。本文を開くと解説情報と記され、巨大地震注意が出されたことと、呼びかけを終了したことは書かれているが、県民から「8日と同じ発表か」といった問い合わせが複数寄せられたという。

県は22日中にシステムの通知設定を修正。担当者は「混乱を招くような出方をしたのは初めてだ」と困惑の表情を浮かべた。〔共同〕

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