日本原燃の増田尚宏社長は23日、青森県六ケ所村で建設中の使用済み核燃料再処理工場について、2024年度上期としている現在の完成目標を延期すると正式表明した。延期は27回目。新しい目標は検討中で、29日に地元に示す方針。関係者によると、2年半程度延ばし26年度内の完成を目指す方向で調整している。青森県への説明後、県庁で記者団の取材に応じた。  再処理工場と隣接して建設中のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料加工工場も24年度上期としていた完成目標を延期する。  1993年に着工した再処理工場は使用済み燃料からウランやプルトニウムを取り出して再利用する国の核燃料サイクル政策の中核。


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