飯舘村の道の駅「までい館」の向かいにある土地は、原発事故の前は水田が広がっていました。

2017年に一部の地域を除いて避難指示が解除された際、荒れた土地に彩りを取り戻したいと、地元の人たちがコスモスの種をまき始めました。

ことしも5月末に種をまいたキバナコスモスが今月花を咲かせ、見頃を迎えています。

およそ2万5000平方メートルの敷地には、キバナコスモスのほかマリーゴールドやヒマワリも植えられていて、一面がオレンジや黄色に鮮やかに彩られています。

22日は曇り空で暑さが和らぎ、花が風に揺れてチョウが舞う中、訪れた人がゆっくりと散策したり、写真に収めたりして楽しんでいました。

福島県二本松市から訪れた70代の女性は「キバナコスモスがこんなに見られる場所はここしかないと思います。花が好きなので癒されます」と話していました。花は来月上旬まで楽しめるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。