各地の農業高校の生徒らが日頃の研究成果などを競い合う日本学校農業クラブ全国大会は、「農業高校の甲子園」とも呼ばれていて、全国への出場をかけた四国大会が内子町で開かれました。

ことしは県大会を勝ち抜いた14校のおよそ200人が集まり、7分の持ち時間で研究成果を発表しました。

このうち高知県立春野高校の生徒は、「果樹農業の未来」と題して発表を行い、地球温暖化で果実が変色するといった影響が出ていることや、経営の厳しさから農業をやめる人が多くなっているという課題を指摘しました。

そのうえで、温暖な地域でも育つオーストラリア原産の「フィンガーライム」というかんきつの栽培に取り組んでいることを紹介していました。

また、愛媛県立伊予農業高校の生徒は、地元の特産「七折小梅」の認知度を高めるため、梅を使ったマドレーヌの開発を進めていることを発表していました。

全国大会はことし10月に岩手県で開催されます。

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