兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)による県職員へのアンケートで、告発された7項目中6項目について「目撃もしくは経験などで実際に知っている」という回答があった点について、斎藤知事は20日の定例会見で「23日に百条委で正式発表されると聞いているので、現時点ではコメントは差し控えます」と語った。斎藤知事はこれまでも告発内容について「核心部分が真実ではない」などと主張してきた。
アンケートは約9700人が対象で、約7割の6711件の回答があった。中間報告として5日までに届いた約4500件の内容をまとめたところ、「知事のパワハラ」について「実際に知っている」と答えたのは59人。「実際に知っている人から聞いた」は466人いた。「知事の贈答品受け取り」は43人、「前回知事選での県職員の事前選挙活動など」は17人、「次回知事選に向けた投票依頼」は3人が「実際に知っている」と答えた。
中間報告は23日の百条委に諮った上で、公表する予定。30日には斎藤知事本人に対する尋問も予定している。
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