東京都立日比谷公園(千代田区)の再整備を巡り、都は23~25日に園内で、事業内容を紹介しながら意見も求める「オープンハウス形式」の説明会を開く。2033年の整備完了に向け、11月に着工を予定する大噴水と小音楽堂周辺整備について説明する。

◆「野音」の基本設計にも着手

日比谷公園再整備後のイメージ図=2023年7月時点、都建設局ホームページから

 説明会では、事業内容のパネル展示とアンケートを実施する。職員が待機し、主に老朽化した大噴水の再整備についての質問に応じる。大噴水周辺に設ける仮設会場で、午前10時~午後4時。荒天時は日比谷図書文化館で行う。資料は23日から、都建設局のホームページにも掲載する。  日比谷公園は、近代的洋風公園の先駆けとして1903(明治36)年に開園。再整備は開園130周年の節目までに段階的に進める方針で、昨年9月に第二花壇から着工した。本年度は「野音」の愛称で親しまれている大音楽堂の基本設計にも着手。都は「樹木を避けて整備し、必要な場合は樹木診断をした上で園内に移植する」との考え方を示している。(奥野斐) 

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