逮捕されたのは、住所・職業不詳の上家夕貴容疑者(30)と、大阪 西区の無職、吉岡公充祥容疑者(29)です。

警察によりますと2人はことし2月から3月にかけて、SNSを通じて20代の女性に投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金およそ90万円を指定した口座に振り込ませてだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。

この事件で警察は、大阪 中央区と西区のビルに拠点を置いていた2つのグループの男女92人を詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕し、さらに3人を全国に指名手配して行方を捜査していましたが、このうち上家容疑者と吉岡容疑者が大阪府警察本部に出頭してきたため逮捕したということです。

警察の調べでは、上家容疑者は1つのグループのリーダー格で、吉岡容疑者は金の管理を担当していたとみられるということです。

警察は2人の認否を明らかにしていません。

2つのグループはいずれも、為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融商品を勧めるなど手口がよく似ていて、警察は被害額は合わせて10億円前後に上るとみて調べています。

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