成田空港 出入国する人は去年同時期比 約34%増加見込み
成田空港会社によりますと、今月9日から18日までに成田空港から出入国する人はあわせて98万5000人あまりと、去年の同じ時期と比べおよそ34%増加すると見込まれています。
帰国ラッシュがピークとなる17日は、もともと1日で5万4000人あまりが入国する見込みでしたが、成田空港会社によりますと16日、台風の影響で到着できなかった国際便がおよそ30便、追加で到着する見通しです。
これらの便の搭乗客の到着も重なって、国際線の到着ロビーには、お盆休みを海外で過ごした多くの人たちが大きな荷物を持って午前中から次々と姿を見せていました。
台風の影響で予定より1日遅れてインドネシアから帰国した千葉県の男性は「海や山に行き、非日常の経験をしてリフレッシュできました。飛行機が飛ぶまではごはんをゆっくり食べたりカフェに行ったりして時間を潰しました」と話し、一緒に帰国した女性は「停電などの情報を聞いて日本は大丈夫かと心配していましたが、帰国できてよかったです」と話していました。
15時間遅れでシンガポールから家族で帰国した京都府の男性は「もともとの予定からは遅れてしまいましたが、飛行機が飛んでよかったです。疲れたので、家に帰ったらゆっくりシャワーを浴びたいです」と話していました。
羽田空港 台風の影響で予定変更した人たちも
羽田空港では台風7号の影響で搭乗予定だった16日の便が欠航し、17日に変更したという人たちの姿も見られました。
このうち、家族で淡路島などを旅行したという30代の男性は、台風の影響で搭乗予定だった16日の便が欠航になり、17日に変更したということで「『南海トラフ地震臨時情報』が出ていたので行けるかどうか不安でしたし、台風で帰れるかどうかも心配でした。海がきれいで3回入りましたが遊んでいるときも夢中になれないような時間もありました」と話していました。
また、娘と佐賀県の実家に帰省していたという40代の女性は、関東に台風が接近していたため16日の便から振り替えたということで「きょうの便がどんどん満席になっていったのでやばいと思ってすぐに予約しました。1日長く実家にいられたので少しゆっくりできました」と話していました。
家族4人で佐賀県の実家に帰省していたという40代の女性は「久しぶりに両親や妹などと和気あいあい温泉に入ってリフレッシュできました。週明けから仕事をまた頑張ります」と話していました。女性の9歳の娘は「星がとてもきれいでした。おじいちゃんとおばあちゃんと別れるときは泣いてしまいました」と話していました。
新千歳空港 機内持ち込み制限のもの 保安検査抜けたか
北海道の新千歳空港を管理している北海道エアポートによりますと、17日午前、新千歳空港で機内への持ち込みが制限されているものが保安検査を抜けて制限エリアに持ち込まれた可能性があるということで、検査を一時中断していて多くの出発便に遅れが出ています。
新千歳空港ではUターンラッシュがピークを迎えていて、保安検査場の前は混雑し、多くの人が情報を確認していました。
各航空会社によりますと、保安検査の再開は午後0時半ごろを見込んでいるということです。
JR東京駅 新幹線ホーム 台風影響で移動日変更した人たちで混雑
台風7号の影響で東海道新幹線は16日、東京・名古屋間で終日、運転をとりやめたため、JR東京駅の新幹線のホームは移動の予定を17日に変更した人たちなどで午前中から混雑しています。
このうち、仕事のため、15日から千葉県を訪れていたという兵庫県姫路市の50代の男性は「きのう、姫路に戻る予定でしたが台風の影響でホテルを急きょ延泊しました。きのうは1日暇を持て余していましたが、きょうは新幹線が動いてほっとしています」と話していました。
また、子ども2人が17日都内で開かれる空手の全国大会に出場するために名古屋から来たという40代の男性は「前日入りして準備をするつもりでしたが、台風の影響で当日入りになってしまいました。新幹線が動くか心配していましたが思ったよりも早く到着して安心しました」と話していました。
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