ヒマワリ畑で蜜を集めるミツバチ。清瀬を象徴する名コンビだ=清瀬市で

 清瀬市の都内最大のヒマワリ畑で開かれていた「第14回清瀬ひまわりフェスティバル」が13日に最終日を迎え、期間中の来場者数が前年比約15%減の約3万1500人にとどまった。真夏を象徴するヒマワリのイベントだが、猛暑に苦戦。開催費用の一部を補うため、昨年に続きインターネットで寄付を募っているクラウドファンディングにも暗い影を落としている。(花井勝規)  「今年の暑さは酷で、会場では連日、熱中症の症状を訴える人が出た」。低調な人出の原因について、市地域振興部の植田貴俊部長は、酷暑を避けるため外出を控える傾向が強まったのではと分析する。  今春発足した市観光協会は、フェスに合わせ西武鉄道と共同でウオーキングイベントを開催。フェス会場を含め日枝神社・水天宮などを巡る6キロコースを設定した。熱中症対策でミスト扇風機を導入し、日陰の休憩所も増設したが、来場者は昨年よりも減る結果になった。

15日で終わるふるさとチョイスのガバメントクラウドファンディング「清瀬ひまわりフェスティバルを未来につなげたい!」

◆15日まで寄付募集

 市は高騰する開催費用を補おうと昨年に続き、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の自治体向けクラウドファンディングのページに「都心に最も近いひまわり畑 清瀬ひまわりフェスティバルを未来につなげたい!」を掲載。目標額は100万円で15日まで寄付を募っているが、13日夕現在、寄付額は昨年実績の55%の約29万円にとどまっている。 

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