気象庁は12日、宮崎・日向灘を震源とする地震を受け、南海トラフ地震の想定震源域で生じた地下の岩盤の「ひずみ」について「地震後に通常見られる変化以外は観測していない」との見解を示した。異常な兆候はみられていないとしている。

気象庁によると、8日以降に震度1以上を観測した地震は12日正午までに23回発生した。同日には震度1の地震を1回観測。同庁担当者は「地震活動の状況に変化はなく、減少に向かいつつある」と述べた。

同庁は8日に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表し、15日までの1週間は備えの再確認を呼びかけるほか、ひずみの観測状況を公表している。15日までに特段の異常が確認されなければ、同日午後5時に呼びかけや情報提供を終える。

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