台風5号で避難所となった小学校の体育館に設置されたテント=12日午前、岩手県宮古市

 台風5号が上陸し、大雨が降った岩手県では12日、沿岸部の久慈市などで河川氾濫の恐れが高まり、住民に避難が呼びかけられた。宮古市では住宅の浸水被害も確認された。  岩手県によると、久慈市の滝ダムの貯水量が上昇し、計画規模を超える流入量が予想されるとして緊急放流を実施した。下流の長内川は氾濫の恐れがあり、久慈市は流域の4177世帯に緊急安全確保を発令。残る全域の1万1227世帯を含め、沿岸部の市町村に避難指示が出された。  青森県八戸市の一部にも避難指示が出た。  JR東日本によると、台風の影響により青森、岩手、宮城各県内で一部の在来線が運休するなどした。


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