能登半島地震で被災した商店が入居する仮設商店街の建物が11日までに、石川県志賀町の道の駅敷地内に完成した。飲食店やスーパーなどのテナントが入り、9月14日にオープンする予定。町は、今後も被災店舗の要望があれば順次整備を検討する。

石川県志賀町の道の駅敷地内に完成した仮設商店街(11日)=共同

志賀町によると、仮設商店街は地震による被害が大きかった富来地区の「道の駅とぎ海街道」と隣接する町有地に整備。計9事業者が入ることが決まっている。

組み立てた状態で建物を運ぶ移動式の「ムービングハウス」を活用。着工から2週間ほどで完成した。今後、水道設備や内装などの工事を進める。

能登半島地震の被災地で整備される仮設商店街は、8月中に七尾市の一本杉通り商店街で開業を予定しているほか、珠洲市や輪島市門前町などでも建設が進んでいる。〔共同〕

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