三連休中日の11日、北海道内では水難事故が相次いだ。道南の木古内町では、波にさらわれた女性1人が死亡し、小樽市の銭函海岸では、遊泳中のベトナム国籍の男性1人の行方がわからなくなっている。

 午前10時35分ごろ、木古内町新道の海岸で、北斗市萩野の無職山本みゆきさん(45)が波にさらわれた。消防隊員が救助し、病院に搬送したが、死亡が確認された。

 消防などによると、山本さんは一緒に散歩していた子どもを波打ち際から離そうとして波にさらわれたらしい。当時、付近の海は、うねりがあり、時折、高い波が打ち寄せていたという。

 午後0時10分ごろには、小樽市銭函の海岸で札幌市のベトナム国籍、グエン・スァン・ドーさん(27)が溺れ、行方がわからなくなった。海上保安庁の巡視船が出て捜索している。グエンさんは、仲間2人と泳いでいたという。

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