こども家庭庁は、子どもの熱中症予防の注意点をまとめた専用サイトを開設した。汗をかく機能が未熟で体温を下げるまでに時間がかかるなど、子どもならではの特徴や行動を十分に把握することが大切と強調。厳しい暑さが続く見込みで、小まめな水分補給のほか、保護者や周囲の大人が顔色や汗の量などに気を配るよう呼びかけている。 サイトは「みんなで見守り『こどもの熱中症』を防ぎましょう!」。子どもは、身長が低いため地面からの照り返しの影響を強く受けるほか、屋外で遊びに夢中になって体の異変に気付かないこともある。 新陳代謝が活発なため、汗や尿として出て行く水分が多く、脱水を起こしやすい。喉が渇く前から少しずつ水分や塩分を補給する必要がある。拭いても拭いても汗が出たり、汗を全くかいていなかったりすると「熱中症にかかっている危険性がある」と指摘している。 「昼過ぎに公園で遊んでいたら汗をかいておらず、顔色が白く、嘔吐した」などの実例も紹介。汗や体温、顔色や泣き方など、大人が「異変に敏感になりましょう」と注意を促している。
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