正当な理由がなく公判に出廷しなかったとして、警視庁は23日、住所不定、無職の男(40)を刑事訴訟法違反(公判期日への不出頭)の疑いで逮捕し、発表した。黙秘しているという。

 目白署によると、男は常習累犯窃盗事件の被告。保釈中の1月15日に東京地裁で開かれる公判への出頭を命じられていたが、当日朝に実家から逃亡し、出頭しなかった疑いがある。

 同署によると、男は昨年10~12月の3回目の公判までは出廷し、懲役3年が求刑されていた。1月15日は判決の予定だったという。

 行方を追っていた東京地検の特別執行担当官が東京都内のネットカフェにいた男を2月に発見。覚醒剤を所持していたため、警視庁が覚醒剤取締法違反(所持)で現行犯逮捕していた。

 男は自分のスマートフォンに日記をつけており、「借金して海外に逃げる」「死亡届を出せば俺の勝ちだ」などと逃亡計画が書かれていたという。(遠藤美波)

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