気象庁が南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を初めて発表したのを受け、兵庫県は9日、県内全41市町の首長らをオンラインでつなぎ、地震や津波の発生に備えて意見を交換する「県・市町連絡会議」を開催した。
参加者からは「県が管理する防潮堤の速やかな作動をお願いしたい」(尼崎市)、「大勢の観光客や帰省客が見込まれ、備蓄品が足りなくなる可能性がある。物的な支援も県にお願いしたい」(淡路市)などの意見が寄せられた。斎藤元彦知事は「さまざまなご指摘を真摯に受け止めたい。今日は現状を整理して共有できたので良かった」と応じた。
兵庫県は8日に災害対策連絡会議を設置した。斎藤氏は9日午前の記者会見で「お盆で県内外に帰省や旅行する人もいるが、滞在先でも避難場所の確認をしてほしい」と県民に呼びかけた。
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