サッカー・フランス1部リーグのスタッド・ランスに所属する伊東純也選手（31）が女性2人にわいせつな行為をしたなどとして刑事告訴された問題で、大阪地検は9日、準強制性交致傷容疑で書類送検された伊東選手を不起訴処分（嫌疑不十分）にした。
地検は同日、伊東選手とともに書類送検された男性と虚偽告訴容疑で書類送検された女性2人についても不起訴処分（同）とした。いずれも「起訴するに足りる証拠を収集できなかった」としている。
女性2人は1月、大阪市内のホテルの客室で伊東選手から性的な暴行を受けたとする告訴状を大阪府警に提出。伊東選手側も2人の訴えが虚偽だと告訴しており、府警が7月に双方を書類送検していた。
伊東選手側は2月、性加害はなかったとして女性2人に計約2億円の損害賠償を求めた民事訴訟を大阪地裁に提起しており、女性側の申し立てで東京地裁に移送されている。
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