今月6日午後5時すぎ、いすみ市小沢の住宅で警備会社から「センサーが一定時間以上反応しないため訪ねたところ、女性の意識と呼吸がない」と消防に通報がありました。

警察官が駆けつけたところこの家で1人暮らしをしている石上靜子さん(89)が2階の寝室であおむけで倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。

現場には争ったような形跡はないということです。

警察によりますと遺体を詳しく調べたところ、死亡したのは発見された当日か前日の5日で、首を圧迫されたことによる窒息死の可能性が高いということです。

警察は、石上さんが首を絞められ殺害されたとみて、殺人事件として捜査本部を設置し、詳しい状況を調べています。

現場は、JR外房線・浪花駅から南に500メートルほど離れた田畑などが広がる地域の一角にあります。

近所の住民「信じられない」

石上さんの自宅の近所に住む70代の女性は「いいおばあちゃんで、誰かの恨みを買うような人ではないので、事件に巻き込まれたとは信じられません。私も1人暮らしなので怖いです」と話していました。

同じく近所に住む80代の男性は「1週間前に会った時も笑顔であいさつをしてくれて、気さくでいい方でした。子どもが結婚してから1人暮らしだと思いますが、本当に驚いています」と話していました。

また、30代の男性は、「こんな田舎で事件が起きるなんてびっくりです。自宅で母が1人でいることも多いので不安です。早く解決してほしいです」と話していました。

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