「中学生サミット」は、拉致被害者や家族の高齢化が進む中、問題の風化を防ごうと、政府が去年から開いているもので、全国からおよそ70人の生徒が参加しました。

この中で林官房長官は「拉致問題の解決には世代や地域を問わず国民が心を一つにして、すべての拉致被害者の一日も早い日本への帰国実現に向けた強い意思を示すことが大変重要だ」と指摘しました。

そのうえで「若い世代が理解を深め、発信することは、日本国民が拉致問題を決して忘れていないという、北朝鮮への力強いメッセージになる。解決のために何ができるか、交流を通じて問題意識を深めてもらいたい」と呼びかけました。

「中学生サミット」は9日夕方まで開かれ、生徒たちは、同世代や地域の人たちに拉致問題を考えてもらうための動画の内容について意見を出し合い、成果を発表することにしています。

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