兵庫県佐用町で20人が亡くなった2009年の豪雨災害から9日で15年となった。犠牲者の名前が刻まれたモニュメントがある「復興ひろば」に献花台が設けられ、遺族や町長らが花を手向けて追悼した。  参加者は水害の教訓を未来につなぐ思いも込めて黙とうし、庵逧典章町長があいさつ。  豪雨災害は09年8月9~10日、台風9号の接近で発生。町中心部では9日午前0時からの24時間で観測史上最多の326・5ミリの降雨を記録し、川が氾濫した。避難途中に増水した用水路に流されるなどした小中高生ら20人が犠牲になり、外への避難が危険な場合に階上に逃れる「垂直避難」の重要性が注目されるきっかけとなった。


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