沖縄県本部町の沖縄美ら海水族館では、世界的にも目撃例が少ない、メスの「ブラックマンタ」を2015年から飼育しています。

水族館によりますと去年11月に妊娠しているのが確認され、5日午後7時すぎ、大水槽の中で出産したということです。

「ブラックマンタ」の赤ちゃんは母親と同じく腹の部分が黒く、体の幅が1メートル60センチ、体重が42キロのメスで、現在は、別の水槽の中で観察を行っているということです。

水族館ではこれまでに腹の部分が白い「ナンヨウマンタ」の飼育下での出産に世界で初めて成功していて、「ブラックマンタ」の飼育下での出産も世界で初めてだということです。

沖縄美ら海水族館魚類課の河津勲課長は「『ブラックマンタ』は沖縄美ら海水族館として2個体しか確認していない珍しいもので、腹の部分が黒い赤ちゃんが産まれたことに驚いています。今後、一般公開も考えていて、今回の繁殖を学術的なデータとしても残していきたいです」と話していました。

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