意見書を静岡県の鈴木康友知事(左)に提出する瀬下雄史さん=7日午後、県庁

 静岡県熱海市で2021年に発生した大規模土石流の犠牲者遺族らでつくる被害者の会は7日、県盛り土規制条例に関し、汚染土などを盛る悪質な業者が入り込まないよう対策を求める意見書を鈴木康友知事に提出した。条例を巡っては、造成者に土壌や水質の汚染調査を義務付けた規定などの緩和を求める意見があり、県議会が運用状況を検証している。  提出後、記者会見に応じた被害者の会の瀬下雄史会長(56)は「熱海のようにごみが崩れることが二度と起きないよう、対策をしてもらいたい」と話した。鈴木知事は「汚染土の搬入防止に努める」と応じた。


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