長崎海上保安部の巡視船「でじま」に潜水士として配属されたのは、女性海上保安官の浜地多実さん(23)です。

7日、長崎海上保安部の本野勝則部長から辞令が交付されました。

浜地さんは海上保安庁の潜水士を養成する研修に選考会を経て参加し、ことし5月からおよそ2か月間、潜水士になるための厳しい訓練をこなしたということです。

海で事故が起きた時に人命救助や捜索などを行う海上保安庁の潜水士は、ことし4月時点で121人が任務に当たっていますが、海上保安庁では浜地さんが全国で初めての女性の潜水士になるということです。

浜地さんは「潜水士という夢をかなえられたことをうれしく思います。早く先輩方のようになれるよう、知識や体力の面で食らいついて頑張ります」と意気込みを話していました。

長崎海上保安部の本野部長は「女性活躍の観点からも有意義なことだと思う。1人でも多くの人命を救助できるように頑張ってほしい」と話していました。

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