鹿児島県警で相次いだ不祥事を巡り開かれた県議会総務警察委員会の閉会中審査で、再発防止策を説明する野川明輝本部長(右)=6日午前

 前生活安全部長や現職警察官の逮捕など、鹿児島県警で相次いだ不祥事を巡り、県議会総務警察委員会は6日、閉会中審査を開いた。出席した県警トップの野川明輝本部長は、再発防止に向け「全ての職員の参画により、効果的で実効性のある対策を構築できるよう全力で取り組む」と述べた。

 県警は2日、一連の不祥事に関し、職員の倫理観の欠如や、幹部の指揮が不十分だったことなどが原因とする分析結果を公表。再発防止策の一つとして、警部補以下の有志が、組織運営上の課題について本部長に直接提言する「改革推進研究会」を新設する。

 委員からは「一連の不祥事の原因を探らないと、良い再発防止策はできない」との指摘が出た。

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