大津地裁＝２０２０年

　滋賀県で２０１７年、県立高１年の生徒だった男性（２２）が同級生らからいじめを受けて不登校になり、退学を余儀なくされたとして、県と当時の同級生に損害賠償計６００万円を求めた訴訟で、大津地裁（池田聡介裁判長）は２３日、請求を棄却した。 　訴状によると、男性は１７年４月に入学。所属していた部活の同級生から通学用かばんにごみを入れられるなどのいじめを受けた。先輩からは男性になりすましてクラスのＬＩＮＥ（ライン）グループに威圧的なメッセージを投稿する嫌がらせをされ、不登校になり同年１１月に退学した。母親は、担任らに被害を訴えたが放置されたと主張している。


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