福井県敦賀市の海岸で3日から4日にかけて、イルカにかまれてけがをする遊泳者が相次いだ。
手(た)の浦海水浴場では3日午後5時15分ごろ、浅瀬にいた三重県四日市市の小学5年生の男児(10)が右手の中指と薬指をかまれ、20~30針縫う1カ月の重傷を負った。敦賀海上保安部によると、男児は家族で遊びに来ており、水中で何かが近づくのに気づいて浜に上がろうとしたが、かまれたという。
縄間海岸では4日午後1時20分ごろ、遊泳中だった愛知県豊田市の男性(66)が左手の小指以外の4本の指をかまれ、10日のけがを負った。男性は泳いでいる最中に見つけたイルカを触っていたらかまれたという。
立石岬沖では3日午前11時20分ごろ、プレジャーボートで沖に出ていた京都府木津川市の40代男性が左手の中指をかまれ、2~4週間のけがをしたという。
敦賀海上保安部によると、県内の海でイルカにかまれる事故は今夏5件目となった。イルカが現れたら絶対に近づかず、すぐに海から上がるよう呼びかけている。(佐藤美千代、椎木慎太郎)
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