伊豆諸島東方の太平洋で海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が墜落した事故で、木原稔防衛相は23日午前の記者会見で、米海軍の「P8」哨戒機1機が捜索活動に加わると明らかにした。今後、P8の参加時期を米側と調整し、捜索範囲を拡大して行方不明者7人の捜索にあたるとしている。

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 P8哨戒は、上空から海上や海中の警戒監視に用いられる。海上自衛隊は哨戒機を含む航空機約5機などで墜落現場周辺を中心に捜索にあたっているが、木原氏は「潮流の関係で、時間の経過とともに捜索範囲は拡大する。全体的な運用の中でP8の活用を考えていく」と述べた。

 木原氏は、22日に在日米軍を傘下に抱える米インド太平洋軍のアキリーノ司令官と防衛省で会談した際に、捜索活動への支援の申し出を受けていた。(里見稔)

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