知人の特攻服が所在不明になったことに腹を立て、女子高校生に暴行してけがをさせたなどとして埼玉県警は30日、さいたま市中央区本町西6丁目の会社員上石侑奈容疑者(20)と同市緑区の無職の少女(17)を傷害と強要の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 少年課によると、2人は共謀し、6月16日午後11時35分~翌午前0時50分ごろ、さいたま市見沼区の路上で、同区の女子高校生(15)に「特攻服がどんなに大事かわかっているのか」などと言って殴る蹴るの暴行を加え、顔面打撲などのけがをさせたうえで、「土下座しろ」などと言って土下座をさせた疑いがある。

 高校生は自宅で10代の知人男性の特攻服を保管していたが、服が所在不明になったといい、これに憤慨した男性が高校生を呼び出し、その場に上石容疑者らがいた。特攻服は見つかっていないという。(浅田朋範)

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