事業採択から間もなく半世紀を迎える長崎県川棚町の石木ダム計画を巡り、県が完成時期を現行より7年先の2032年度末までに延期する方向で検討していることが30日、県関係者への取材で分かった。水没予定地に暮らす住民や著名人による抗議で工事が遅れていた。  総事業費も現行の約1・5倍の約420億円に増額する見通し。8月2日にも開かれる県公共事業評価監視委員会に延期案などが諮問される予定。  県によると、完成目標は1975年に国が事業採択してから9回延長されており、変更が承認されれば、当初予定の79年度から50年以上遅れることになる。  県によると、23年度末の事業費ベースの進捗率は73・7%。


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