静岡県内で猛暑が続き、熱中症警戒アラートの発表が相次ぐなか、掛川市内の40代男性が29日、心肺停止で救急搬送され、熱中症の疑いで死亡した。市消防本部によると、同日午前10時20分ごろ、路上で男性が倒れているのを通行人が見つけ、119番通報したという。

 県によると、熱中症やその疑いでこの日、県内で救急搬送された人は18人。県は5月20日から熱中症やその疑いの救急搬送人数を県内消防からの報告を平日の日中に限りまとめているが、死者は今夏初めてとみられるという。

 静岡地方気象台によると、この日は浜松市天竜区で最高気温が40.2度となり、県内の観測地点で今年最高気温を記録した。同市中央区で39.0度、磐田市で38.0度と高くなった。(田中美保)

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