22日は能登町の当目地区で、県外から訪れたボランティアや地元の農家など16人が参加し、ショベルや重機を使って田んぼの周辺の水路にたまった土砂の撤去作業が行われました。

当目地区では高齢化も進み担い手が減る中、12年前の2012年に地元の農家が団体を作り、1.3ヘクタールの田んぼで共同でコメ作りに取り組んできました。

能登半島地震では、団体が管理する田んぼにひび割れができたり、斜面の土砂が崩れて田んぼに水をひくための水路が埋まったりする被害が出たため、メンバーからはことしの作付けを断念するという意見も出たということです。

しかし、その後、話し合いを重ねた結果、ボランティアの支援も受けながら、比較的被害が少なかった田んぼで復旧作業を進めて、例年より2週間ほど遅い5月中旬に田植えを行うことにしました。

大分からボランティアとして訪れた塩田照夫さんは、「九州も災害が多いので、能登の人たちの力になりたいと考え、活動に参加しました」と話していました。

NPO法人「当目」のメンバーで農家の修田勝好さんは、「ボランティアの皆さんのおかげで復旧作業の見通しが立ったので、私たちも田植えを頑張ります」と話していました。

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