防衛省で開かれた会議には海上自衛隊トップの齋藤聡海上幕僚長のほか、防衛警備の任務などを担う自衛艦隊の司令官や地方隊の総監など、およそ150人が出席しました。

はじめに木原防衛大臣がビデオメッセージで、「一連の事案で国民の信頼を裏切ってしまった。国民の信頼を取り戻すため全力で取り組もう」などと呼びかけました。

齋藤海上幕僚長は「海上幕僚長として自らの職責に誠実に取り組み、問題に向き合うことで国民の皆様からの信頼回復に全力であたっていく覚悟だ。本日はきたんのない意見と活発な議論を期待する」と述べました。

海上自衛隊では「特定秘密」の情報や、潜水手当の受給などで違反や不正が相次いで発覚し、隊員の規範意識や組織統制のあり方に問題があるという指摘が内部からも出ていて、きょうの会議での議論も踏まえ、再発防止に向けた対策などを検討することにしています。

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