墜落した場所は福岡県と佐賀県の県境付近にある柳川市昭南町の沖端川近くで、有明海近くの田畑だということです。

また、ヘリコプターに乗っていた人以外にけが人などの情報は入っていないということです。

佐賀空港事務所によりますと、墜落したのは「エス・ジー・シー佐賀航空」が運航する遊覧飛行中のヘリコプターで、午後4時すぎに管制塔との交信が途絶えたということです。

また、このヘリコプターは大分県の日田市から佐賀空港に向けて飛行中だったということです。

運航会社「乗っていた2人は社員」

佐賀市にある「エス・ジー・シー佐賀航空」によりますと、ヘリコプターに乗っていたのは48歳の男性のパイロットと70歳の男性の整備士でいずれもこの会社の社員だということです。

午後4時20分に佐賀空港事務所から事故について連絡が入ったということです。

墜落したヘリコプターの飛行計画

佐賀空港事務所によりますと、国土交通省に提出された飛行計画書では、墜落したヘリコプターは、28日午前8時12分に乗員1人で佐賀空港を出発し、大分県日田市のレース場に向かう計画でした。

その後、午後3時52分に乗員2人で日田市を出発し、佐賀空港には午後4時37分に到着する予定だったということです。

事故現場の状況は

NHKが上空から撮影した現場の映像では、有明海近くの畑のような敷地に白っぽい機体の一部とみられるものがあり、その周りで複数の消防隊員や警察官が状況を確認していました。

機体とみられるものは原形をとどめないほど壊れているのが確認できました。

白とオレンジ色のメインローターと呼ばれる回転翼のようなものもありました。

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