夏休み中の子どもたちの交通事故を減らそうと、板橋こども動物園(東京都板橋区)のヤギ「ごま」「ふうと」「ミルキー」が27日、警視庁板橋署の一日署長に就任した。3頭は「だメェ~」を合言葉に、夏休みに守ってほしい交通ルールを呼びかけた。

 来園した子どもら約50人がイベントに参加した。「(道路に)飛び出しちゃだメェ~」「道路で遊んじゃだメェ~」「ヘルメットをかぶらなきゃだメェ~」の三つを、板橋署員や板橋交通少年団の児童が寸劇を披露しながら、ヤギと一緒に呼びかけた。

 警視庁によると、2023年に歩行中の子どもの死亡・重傷事故の約半分が、飛び出しや横断歩道以外の横断、信号無視などだったという。

 板橋署の大越周一署長は「夏休みは子どもが外で遊ぶ時間が増え、活動範囲も広がる。大人は、子どもが玄関を出ていく時に『気をつけてね』と呼びかけてほしい」と話した。(藤田大道)

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