秋篠宮ご夫妻は27日、福岡県久留米市で開かれた全国高校総合体育大会(インターハイ)の総合開会式に出席した。

 秋篠宮さまは、あいさつの冒頭で東北地方の大雨被害にふれ、「大会にはそれらの地域から参加されている方もおられると思います。ここにお見舞い申し上げます」と述べた。能登半島地震にも言及し、「このたびの震災の大きな被害に心を痛めております。皆さまの活躍が被災地の人々にとって明るい話題になることを願っております」と被災地域からの参加者を励ました。そのうえで、すべての選手たちに「猛暑の中での暑さ対策などに心を配られつつ、日ごろの成果を大いに発揮されることを期待しております。皆さまが地元の高校生や各地から参加される方々と交流を深め、高校生活のよき思い出をつくられることを願っております」と述べた。

 式に続いてご夫妻は、「そーたい! これが、私たち。」をテーマにした県内の高校生による公開演技の演劇、ダンス、和太鼓、マーチングを鑑賞した。高校総体の運営に関わったり、公開演技を披露したりした北部九州4県の高校生らとも交流。準備期間や具体的な取り組みなどについて質問していた。

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