学校プール(イメージ写真)

 茨城県土浦市は25日、市立都和中学校でプールの水が大量に流出したと発表した。教諭が清掃時にバルブの操作を誤ったことが原因で、ミスに気付くまで26日間にわたり、25メートルプール14杯分(約5300立方メートル)の水道水が流出。損失額は約290万円で、学校側に負担を求めるか検討中という。  市によると、6月10日に教諭2人がプールを清掃した際、給水用バルブ2カ所に加え、排水用バルブ1カ所を誤って開けた。教諭は作業後、プールの近くにある給水用バルブ1カ所のみ閉めればいいと誤認し、給水用と排水用のバルブが1カ所ずつ開いたままの状態が続いた。  7月5日に教頭が6月分の給水使用量を確認し、異常に気づいた。給水使用量は担当職員が毎日確認していたが、6月中旬にプール授業が始まったことに伴う増加と考え、流出に気づけなかったという。  市は再発防止策として、バルブの操作マニュアルを新たに作る。(佐野周平) 

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