千葉銀行は26日、複数の損害保険会社から受託している火災保険などの保険料に関する集金情報が、損害保険ジャパンに漏洩(ろうえい)していたと発表した。同銀行や保険代理店の「東方エージェンシー」に火災保険などを申し込み、同銀行に口座振替を依頼した最大計約1万1500の個人や法人の情報が2002年4月~24年4月に漏洩もしくは漏洩した恐れがあるという。

 同銀行に08年以降に出向していた損保ジャパンの社員による情報漏洩が判明しており、08年以前の情報漏洩の可能性も指摘されているため、現在調査を進めているという。

 一方、漏洩した情報については、各損害保険会社のシェア確認のために取引店番号や保険料の情報を利用したが、契約者名や証券番号など個人が特定できる情報は利用していないと、損保ジャパンから報告を受けた。外部流出はしていないことを確認しているという。

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