京都市交通局は26日、市営地下鉄で無賃乗車を繰り返したとして、長谷川望助役(51)と車掌研修生の北村昇平職員(27)を懲戒免職処分にした。不正の隠蔽を図ろうとしたとして駅務区長の男性(57)も減給処分とした。

 交通局によると、通勤定期券代は経路の相当額が支払われる規定で、2人は定期券機能がないIC乗車券を使用。駅務室内の機器で入場記録を取り消すことで運賃の支払いを免れていた。

 長谷川助役は2021年10月~24年6月、通勤時に改札を通らず駅務室に入り、IC乗車券の入場記録を取り消す機器を不正に操作。少なくとも170回、計約5万5千円の運賃を支払わなかった。

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