福岡市の商業施設で2020年に客の女性=当時(21)=が刺殺された事件を巡り、殺人罪などで服役中の男性受刑者(19)に対し、女性の母親が「謝罪の意味を必ず答えてほしい」などと国の制度を利用して自身の思いを伝え、その回答が届いていたことが26日、母親の代理人弁護士への取材で分かった。受刑者は謝罪や反省の意を示さず、母親は「言葉にならない」と話した。  刑務所から母親側に書面で回答があったのは22日。弁護士によると、刑務所の「被害者担当官」が8日に母親の思いを直接伝えた際、受刑者は落ち着きがなく、目を背けていたという。


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