鹿児島県鹿屋市で2020年、生後1カ月だった実の娘の頭を殴り死亡させたとして、傷害致死罪に問われた父の中島夏輝被告(26)の裁判員裁判論告求刑公判が25日、鹿児島地裁であり、検察側は懲役8年を求刑した。弁護側は4年以下の懲役を求め、結審した。判決は30日。
被告は事件から1年半以上たった21年11月に逮捕された。検察側は論告で、当時の妻への不満や娘の心絆ちゃんが泣きやまないことへのいら立ちから、暴行を加えたのは身勝手だと非難。自分の罪を言い出せず自己保身を優先したと指摘した。
弁護側は最終弁論で、若年であることも量刑に考慮するよう訴えた。
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