関東各地 熱中症で搬送相次ぐ 千葉では死者も

神奈川県によりますと、24日午後3時までに県内では44人が熱中症の疑いで搬送され、このうち1人が重症だということです。

搬送された44人のうち24人が、65歳以上の高齢者でした。

千葉県によりますと、24日午前8時半ごろ、千葉市緑区誉田町で70代の男性が自宅の2階の床に仰向けに倒れているのを家族が見つけ消防に通報しました。

男性はすでに呼吸や意識がない状態で、搬送先の病院で死亡が確認されました。

熱中症とみられるということです。

見つかった当時、男性の部屋のエアコンはついていない状態でした。

千葉県内で今シーズン、熱中症の疑いで死亡が確認されたのは今回が初めてです。

また、24日午後4時の時点で、この男性を含め合わせて49人が熱中症の疑いで搬送されました。

埼玉県消防課によりますと、24日午後4時の時点で、熱中症の疑いで合わせて48人が救急搬送されたということです。

▽重症が3人
▽中等症が16人
▽軽症が29人となっています。

また、65歳以上の高齢者が30人となっています。

県は、エアコンを使ったり水分をこまめに補給したりして熱中症の対策を徹底するように呼びかけています。

茨城県のまとめによりますと、24日午後3時までに県内では、18歳から94歳までの合わせて18人が熱中症やその疑いで医療機関に搬送されました。

このうち、鉾田市の80歳の女性とつくばみらい市の70歳の男性は重症だということです。

このほかの16人はいずれも命に別状はないということです。

栃木県によりますと、24日、県内では午後4時時点で熱中症の疑いで15人が搬送されたということです。

このうち、宇都宮市の56歳の男性と、矢板市の34歳の男性の合わせて2人が重症だということです。

群馬県によりますと、24日午後3時までに、県内では17歳から92歳までの合わせて6人が熱中症やその疑いで病院に搬送されたということです。

このうち、
▽中等症が3人
▽軽症が3人となっています。

県は、エアコンの適切な使用やこまめな水分補給など、熱中症の対策を徹底するよう呼びかけています。